室生寺の奥の院に向かう階段を登っている時に目が合ったお地蔵さん
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2日目。
長谷寺、室生寺、大野寺巡り
長谷寺、室生寺はずっと行きたいお寺でしたので、今回は絶対に行くと決めていました。この日もフリーきっぷ大活躍〜♬
奈良のお寺は歴史がある分、風情があって素敵なのですが、いかんせん、交通の便が悪いのです。そのせいか大規模な団体がバスで巡っていることが非常に多く、個人でゆっくり楽しみたい人間にとってはそこも残念ポイント。
まずは長谷寺へ。近鉄奈良から電車を乗り継いで1時間ちょっとで長谷寺駅に着きます。そこから徒歩15分ほどで長谷寺です。
長谷寺の門前町は、趣があってとっても素敵。
とある酒屋さんの看板
花の寺というイメージから、私はもっと線の細い感じのお寺を想像していましたが、長谷寺は初瀬山の麓から中腹にかけて伽藍の広がる、非常に堂々としたお寺でした。
本堂に向かう登廊
国宝の本堂には、ご本尊である十一面観音が納められています。このご本尊がものすごい大きさで、10m 超(驚)。しかも遠くから見るのではなく、ご本尊が安置されている正堂と呼ばれる狭いお部屋でご本尊を仰ぎ見ながら(顔は上に向けっぱなし)、その周りをまわるといった鑑賞の仕方です。面白かった。そして大きかった。
ちょうど牡丹が最後の見頃を迎えていて、新緑に包まれた境内はとても華やかでした。紀貫之の歌碑もありましたよ。
人はいさ心も知らずふるさとは 花ぞ昔の香ににほいける(紀貫之)
コデマリも満開
長谷寺を後にし、門前町を駅まで引き返します。途中で、名物の草餅を買って、電車を待つ間パクリ♪
2つぺろっと頂きました!
向かうは室生寺。長谷寺から室生口大野まで電車で行き(20分ほど)、そこからバスに乗り室生寺までは15分。もちろんこのバスもフリーきっぷで乗車できますよ!
見えてきました、女人高野、室生寺の入口です
室生寺、とても素敵なところでした。かなり大きなお寺なのに、ひっそりしていて品がある。豊かな自然の中に歴史ある堂宇が佇んでいるのです。
新緑はやっぱり素敵。
しかも仏様も素晴らしいものばかりで、文句なし。
奥の院にある石塔
奥の院は、息切れがするぐらいの階段が延々と続きますが、行く価値あり。杉並木の中で深呼吸すると気持ちよさといったら!
こんな可愛いとかげちゃんもいましたよ♪
室生寺のパンフレットに「山紫水明の地」とありましたが、本当にそんな感じです。
室生寺の門前でおそばを頂き、室生口大野に戻るバスを待ちます。
室生川の新緑。自然奥深い地です。
室生口大野駅のちょっと手前でバスを降り、向かったのは大野寺。川向かいにある岩に刻まれた仏様を拝むという変わったお寺なのです。
このお寺、入口に係の人がいらっしゃらず、200円の拝観料を納める箱が置いてあるだけでした。500円玉しか持っていなかったので、一度自動販売機かお店を探しに近所を歩き回ったものの、最後は寄付のつもりでおつりを諦めました、苦笑(←ケチ)。
お寺は非常に小規模なので、5分もかからないぐらいで見終わってしまうぐらい。
こんな感じで川向こうの仏様を祀っています。
ちょっと拡大してみましょうか。
分かりますか??
その後、室生口大野駅まで5分ほど歩き、奈良まで戻ったのでした。自然の中にあるお寺のよさを体感した一日でした〜。
3日目に続く〜。
お、龍にも肉球!
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1日目。
東京→京都→奈良
佐保・佐紀路巡り
早起きがあんまり得意でない我々なので、京都にお昼前に着くぐらいののぞみでぴゅーっと出発。
まずは、品川駅構内のエキュートにある京橋千疋屋の美味しそうなおやつを堪能♪
久々の東海道新幹線、車窓の景色にそろそろ飽きた頃に京都到着。うわぁ、久しぶりだね〜、とか言いながら、近鉄京都へ。お目当ての
「奈良世界遺産フリーきっぷ(奈良・斑鳩・吉野コース):3日間 」を購入。かえりの切符を使わないとしてもお得だったので♪ 京都からだと3,000円@人です。
購入したばかりのフリーきっぷを早速使って、一路奈良へ!
当初の予定では、近鉄奈良まで行ってからコインロッカーに荷物を預けて唐招提寺でも拝観しようと考えていたのですが、フリーきっぷについてきた路線図を車内で見ていたら、あれ、大和西大寺でレンタサイクルで佐保・佐紀路巡りした方が面白いかも。特別公開中の仏様もたくさん見られるし♪
ということで、急遽予定変更。大和西大寺で下車してコインロッカーに荷物を預け、南口にあるレンタサイクルセンターで自転車を借りました。フリーきっぷで割引されますよ〜。
しゅっぱぁぁぁぁつ!
広大な西ノ京
佐保・佐紀路は、天平時代の超高級住宅地だったところで、貴族の館が立ち並んでいたそうです。今はこじんまりとした品のいいお寺が点在している地域です。
最初のお目当ては、在原業平ゆかりの不退寺
ここの聖観音が見たかったのです。業平が自ら彫ったという仏様は、身体が白く、頭部に大きなリボンをつけ、ぽってりした肉付きをしてらっしゃいました。ものすごい独創的な観音様。業平の理想の女性像とも言われているそうです。思ったより大きくて、どっしりしていたのが意外でした。
来た道を引き返し、お次は海龍王寺。平城京で最も古いお寺の一つ。
歴史の波にもまれ、今は非常にこじんまりとしている境内
ご本尊、十一面観音菩薩立像を拝みました。手の込んだ様々な装飾品を纏った鎌倉時代の仏様なのに、秘仏として大事にされているせいか(年二回の特別公開時期のみ拝める)、保存状態が見事で、全体の雰囲気が麗しいのです。綺麗だったぁぁぁ。愛染明王にも妙に惹かれました。
さらに引き返し、平城京跡へ。
第一次大極殿から朱雀門を臨む
ひ、ひろい。。。。
しかもこれがほんの一部だとは。一般人の大部分が竪穴式住居に住んでいるころに、この豪勢さはある意味すごいですよね(呆)。
聖武天皇はなかなか変わっていた人のようで、710年にここに都を移した後も、途中であちこちに遷都したり、また戻ってきたり。。。散財の極みですね。
やっぱり遺跡は、実際に来てみないと実感が沸かないなぁとつくづく実感。
平城京のスケールの大きさにびっくりした後、秋篠寺へ。
しっとりした雰囲気のお寺。苔むしたお庭が素敵。
「東洋のミューズ」といわれる、伎芸天像にお会いしました。予想よりも大きい仏様でしたが、優雅で美しかったです。ほぉぉぉっと見とれてしまいました。伎芸天の像は、日本でここだけだそうです。
最後に、大和西大寺駅近くにある、西大寺へ。
藤棚。優美だなぁ。
16:30 まわっていたため、境内をお散歩するだけでしたが、塔頭や堂宇が立ち並ぶ立派なお寺でした。これでも往時とは比べようのないぐらい縮小してしまったようです。寺院ってすごい権力だったんですね。
自転車の返却時間の17:00 ギリギリに間に合い、近鉄奈良へ。
夜ご飯は、グルメサイトやガイドブックで評判の良かった、奈良町のとあるお店に行ったのですが。。。
写真映えはばっちり。
お鍋の出汁の味がしなくて。。。。うーーーーーーーーーーーーん。いつになく残念な旅先でのご飯でした。
気を取り直して、2日目に続く〜。
醍醐寺で。
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フランスに赴任する前までは、それこそ毎年京都を訪れていました。神社仏閣好きで、食いしん坊の私たちにとって、京都は最高な場所の一つです。時期はいつも GW 明け。眩しいほどの新緑を静かに眺めることが出来るから。
今回、帰国しての初めての京都行きを考え始めたとき、なぜだか京都よりも素朴な感じの奈良により惹かれた自分がいました。ちなみに、奈良は10年ほど前に行ったっきり。
室生寺にて
調べてみると奈良で訪れたいところはあまりにも多く、しかも見所が点在しているため、我が家の見学スピードを考えたら7泊8日すべて奈良に捧げても足りないぐらいでしたが、久々に京都にも行きたかったので、半々より若干奈良に重きを置いた形と相成りました。
1日目は、佐保・佐紀路です。お楽しみに〜♬
今年の花巻の桜は、花が満開になる前に葉が出てしまったそうです
育った場所が一箇所ではないので、「出身はどちらですか」という質問にどう答えるべきかよく困ったものです。
私は、小学5年生の時に父の転勤で神奈川から引っ越して以来、高校卒業までを岩手県花巻市で過ごしました。
高校卒業と同時に上京し、その後、両親も神奈川に戻ってきたり、私が結婚して住所が変わったり、フランスに行って帰ってきたりしているうちに、気づけば花巻のお友達とは連絡が途絶えていました(物故者とともに所在不明者としてリストアップされていたらしい、汗)。
そんな私が Facebook を始めたおかげで、中学時代の同級生とつながり、それが縁となって 25年ぶりに中学の同窓会に出席して「無事だったのねぇぇぇ、元気だったぁぁぁ????」とみんなと感動の再会を果たしたのが今年の2月。
その同窓会で会ったクラスメートがお花見を計画してくれたので、これ幸いと、今年最後の桜を愛でに、GW の後半、1泊2日で花巻へ行ってきました♪
田んぼにも水が。春だねぇ。
ホテルに荷物を置いて連絡すると、お迎えが。ラクだわぁ。BBQ をしながらお花見とは聞いていましたが、何と、同級生の実家のお庭が会場でした。で、そのお庭の広いこと(驚)。なんて贅沢。
材料の下ごしらえに始まり、この BBQ 道具から何からみ〜んな揃えてくれたみんなに感謝。
なんと牡蠣まで!!!わざわざ山田町まで買いにいってくれたとか。花見かきと呼ぶんだそうです。大ぶりで新鮮で美味しかったぁぁぁぁ。
BBQ の後は、夜の部までしばしの時間つぶし。思い出の場所へ連れて行ってもらいました〜。
懐かしの
マルカンデパート! お目当ては、もちろん、最上階の食堂で食べられるジャンボソフトクリーム♪
大の大人の男女8人、おのおのソフトクリーム食べましたよ、笑。
見よ、この大きさ!これで 150 円!!あ、これ、お箸で食べるんですよ〜。
「これも撮ってけ」と同級生におススメされた、ナポリカツ。550 円ってすごい。
ソフト片手にビールも飲みながら、ひたすらしゃべるしゃべる。その後、夜の部に場所を移し、またひたすら飲んで食べてしゃべって、それはそれは楽しくて密度の濃〜い1泊2日でした。
高校とか大学の同級生とは違う、中学の同級生たち。カッコつける必要がない、あるがままをそのまま、「そっかぁ」って受け入れてくれる温かい仲間たちと、また25年もの月日を飛び越えて連絡しあえるようになって、本当にうれしい。
翌朝、駅に向かうタクシーの車内から見た、花巻の桜
「また色々企画すっから帰って来るんだぞ」と言われたからには、また帰りますよぉ!うふふ。