祖母の家の庭で。
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鶴岡2日目。この日は午前中に祖父の33回忌。こういう仏行事は午前中に執り行うのが作法とのことで、母、叔父夫婦はこの日の朝一番の飛行機(はい、我々が前日に乗り損ねたフライトです、苦笑)で鶴岡入り。我々は、秋田に住む叔母夫婦と鶴岡駅前で落ち会い、お寺へ。
お寺の駐車場で視線を感じて振り返ったら、あれま、こんにちは。
おかげさまで祖父の33回忌はつつがなく終わり、その後、和尚さんと世間話。
私が祖母の家に長々滞在していた学生時代は仏行事は祖母の家で執り行っていて、先代の和尚さんがいつも来てくれていたものでした。今の和尚さんが初めて「見習い」みたいな感じでお経をあげてくれたときは、声音も抑揚も全てが耳慣れず変な感じがしたのを覚えています。
そんな「新人」だと思っていた和尚さん、相変わらず若々しい見た目なのに、すでに50才過ぎとお聞きして一同ひっくり返りそうになりました、笑。
メインイベントが終わり、叔母が予約してくれた
蔵屋敷 LUNA さんでみんなでランチ。
みんなで集まるっていいね
その後、祖母の家に寄ってからお墓参り。私は、仏さまになった人たちは自由自在に瞬間移動ができると信じているけれど、祖母と一緒にお墓参りにいくと、祖母が必ず祖父のお墓に「ほら、おとうさん、みんな来てくれたよ」と語りかけるのを聞くのも大好きなんです。
祖母の庭で見つけたハナズオウ
大事な用事がすべて終わり、祖母も含め、みんなでビジネスホテルにチェックイン。もうすぐ90歳になる祖母にとって、昔のようにみんなを家でもてなすのは大変なので、ここ数年はいつもこのスタイル。
ホテルの食堂でたらふく食べて飲んで、たくさんお話しして、楽しかったぁ。
何より、長年「おとうさんの 33回忌が終わるまでは」と言ってきた祖母が、その目的を無事に終えて、心底ホッとして嬉しそうにしていたのが一番。
よかったね、おばあちゃん。
最終回に続く〜。