土曜日、元上司の結婚式に参列してきました。フランスの一般的な結婚式&披露宴から較べれば短かったですが、それでもお昼過ぎから真夜中まで、えぇ、ぶっ通し(笑)
余談ですが、フランスの一般的な結婚式&披露宴のスケジュールは、
土曜日の午前中:役所での結婚式(市長さんや区長さんの前で書類にサインをし結婚を誓う)
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土曜の午後:宗教上の結婚式(多くの場合、教会)と、その後の簡単なカクテルパーティー(延々と続く)
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土曜の夜:ディナーとパーティー、延々と、さらに軽く寝て、翌日再開(爆)
だそうです。。。元気だなぁ、フランス人。。。
元上司の場合は法的にはすでに結婚しているので、↑でいうと宗教上の結婚式からスタート。新郎新婦ともに敬虔な仏教徒なもので、人生初の仏前結婚式に参列してきました。
香が焚かれ読経が流れ、無意識に弔事のイメージで視線をあげれば、そこにいるのは幸せそうな新郎新婦(しかもフランス人とドイツ人のカップル)という、摩訶不思議な体験でした。
仏教に帰依した息子が、仏前でお経を唱えながら手を合わせる姿を不思議そうに見ていた、カソリック教徒である新郎のご両親。そのうち、息子のやりかたを見ながら、同じタイミングで手を合わせ、読経にあわせてぎこちなく一所懸命に仏様にお辞儀をしていました。
とても美しい光景で、目が覚めたような気がしました。息子の幸せを一心に願うその姿を思い出すだけで、何だかウルウルしてくるほど。
心がぽかぽかした結婚式の後、長々とカクテルパーティーがあり(3時間弱、汗)、その後は、何と貸し切った船で真夜中までセーヌ河ディナークルーズ&パーティーでした。
夜の闇に浮かび上がるエッフェルさんをバックに停泊している船に乗り込み、エッフェルさん120周年記念のド派手なイルミネーションを横目に見つつクルーズ。宴たけなわで始まったのは、「新郎新婦、今までの人生」的な余興。面白いほど日本と同じ!!
最後はダンスタイム。ここで「さ、みなさんどうぞどうぞ」と促されなくても、すぐに踊りだす人たちがいるのは、さすがラテンのフランス。
新郎新婦だけでなく、ご家族もとーっても幸せそうで、心がぽかぽかになった土曜日でした。