実は
ハドリアヌス図書館の前に、もう一つハドリアヌス帝ゆかりの遺跡、ゼウス神殿を見ていたのでした(汗)。
ゼウス神殿は、アテネの中心地、シンタグマ広場からすぐの所にあります。
ハドリアヌスの門からもすぐです。まぁ、どちらもハドリアヌス帝が拡張したアテネにあるといった方が分かりやすいかもしれないですね。
シンタグマ広場に到着したときがちょうど定時だったので、たまたま衛兵交代セレモニーを見ることができました。ここには戦争で亡くなった無名戦士の墓があるのです。
痛みを感じるぐらいの太陽が照りつける中、足を高く挙げて歩を進めるので、大変です。
さて、ゼウス神殿。ギリシャ神話の最高神、ゼウスに捧げられた神殿です。
紀元前6世紀に建設が始まったものの、紀元132年にハドリアヌス帝が完成させるまでの間未完成のまま放置され続けていたそうです。財政的な問題でもあったんでしょうか。
当時の標準的な建物としては巨大だったようで、神殿内部にはこれまた巨大な金と象牙で出来たゼウス像が据えられていたとのこと。
今は、元々あった104本(!!!)の柱のうちのたった15本が残るばかりです。
19世紀までは16本目のこの柱←も立っていたようなのですが、嵐で倒れてしまったとのこと。ちょっと伊達巻きみたいですよね(え?)
あまりの暑さに上半身裸になって見学していた観光客、監視員にすごい勢いで笛を吹かれてダメだしされてました(笑)。入り口でも、ちょっと露出過多気味の女性が、Tシャツを着ないと中には入れられないと言われていました。神殿ですからねぇ。タンクトップ+ショートパンツでもそんなこと言われませんから大丈夫です(笑、じゃぁどういう格好だったんだ、と思うでしょう?)。
ギリシャに来て初めて知ったことですが、こういう神殿の柱って、一本丸ごと大理石から掘り出しているのかと思ったら、このように↑だるま落としのような輪切りになったものを積み上げているんですね。ぴーったり合うものをきっちり測ってその通り切り出す技術も凄いですが、それをまたぴーったり積み上げる技術もすごいよなぁ、、、と旦那さんと感心しきり。
あーーーー、ローマにも行きたくなってきた。。。うーん、行きたい所が増えるばかりです。。