すでに2ヶ月も前のことですが、上映最終日に、旦那さんの提案で、映画レ・ミゼラブルを観に行きました。
小説もミュージカルもあまりにも有名な作品ですが、実は私、読んだ or 鑑賞したことはおろか、あらずじすら知らないという人でして(汗)。唯一知っていたのは、「ジャン・バルジャンという主人公が銀食器を教会から盗んだにもかかわらず、司教さまはお許しになった」という、道徳の教科書に載っていたごくごく一部分のみ。
この映画は、小説の映画化ではなく、ミュージカルの完全映画化だそうで、鑑賞前に、旦那さんにあらすじはもちろん、ミュージカルでの有名な曲などを教えてもらったのですが、こんな私でも十分楽しめました〜。
いい意味で、大河ドラマみたいな波瀾万丈一代記、的なお話なんですね。フランスが舞台のお話のはずなのに、観ている間、ずーっと、仏教の四苦八苦という言葉と、正義とは、「正しい」とは何かという疑問が頭を離れませんでした。
フォンティーヌを演じたアン・ハサウェイが "I dreamed a dream" を歌うシーンは、滂沱の涙でした。
劇中の、"Do you hear the people sing?" にすっかり勇気づけられた私は、その後しばらく、朝の出勤前に聞いて気持ちを鼓舞しておりました。
無宗教に近い私ですが、仏教の本をちゃんと読んでみたいなぁと思います。