高台から臨むタリン旧市街
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タリンはエストニアの首都です。あんまり馴染みがないかもしれませんが、skype が開発された IT 先進地域であると同時に、旧市街は世界遺産です。
ヘルシンキからはフェリーでたったの1時間半。観光客が多いと思いきや、意外や意外、乗客の大部分はフィンランドの方々。どうやら、物価の安いタリンへお酒を仕入れに行くらしい。どうりで、揃いも揃って小型のスーツケース持参です(笑)。
朝7時半出航、30分前にはチェックインのことという、我が家にとってはかなりの早朝出発を無事にこなし、9時にタリンに到着。
港から旧市街までは歩いて15分ほど。港の周りには、フィンランドから買い出しに来る人を見込んでか、お酒とタバコを販売する大型店は見るものの、旧市街への案内がない。あっちかなぁと見当をつけつつ歩いて行くも、大方の人々はお酒を買うためか三々五々お店に消えて行き、旧市街(とおぼしき)方角を目指すのは数人(笑)。
タリンは、見所をまわるというよりは、ふららぁと街歩きを楽しむ方が合っていると思います。おとぎ話の世界のような旧市街。とはいえ、メイン通りにはソ連時代の秘密警察 KGB があった場所もありました。
左下は現役のポストです。こんな可愛らしいポスト見た事ない!
旧市街は、低地にある庶民が住んだ地域と高台の貴族が住んだ地域に二別されます。『上』の方々は人よりも高いところに住みたがるのホント万国共通なんですね。
現在は観光に力を入れているらしく、観光客が行くようなところでは英語が通じますし、ツーリストインフォメーションオフィスでは、とっても立派な日本語の冊子までもらえました。
お昼は easyJet の機内誌(これ、色んな都市の空港から市内までの交通手段とその値段、予算に合わせたレストラン情報などが載っていて、お勧めです)で見つけたレストランで。
Vanaema Juures
Rataskaevu 10/12, Tallinn
右)私の、ラムのブルーチーズソース、レンズ豆入り
左)旦那さんの、鮭のローストのクリームソース
旦那さんが頼んだ、エストニア名物のデザート、カマ kama。
サワーミルクの中にライ麦などが入っているもの。「一度食べればいいかな」とのこと(笑)。
お昼の後は、旧市街からトラムで10分ほどのカドリオルグ Kadriorg へ。
自然が美しい広々とした公園があります。かのピョートル大帝の命によって建設されたものだそうです。お散歩に最適。
世界史で出て来たなぁ、ピョートル大帝。大男だったから大帝といわれるのだと勘違いしていた高校生の私(爆)。
カドリオルグ地区は雰囲気のよい住宅地で、こんな素敵なアパートがありました。
さて、タリンを存分に楽しんだ帰りのフェリー。乗客の大多数は、数ダース単位のお酒を抱えたフィンランドの皆さん。しかもですよ、船内にある免税店やスーパー(酒税がかからないらしい)でもお買い物しまくり。
荷物を持っていない我々はかなりの少数派だったのでした(笑)。
次回は、ヘルシンキの夕焼け特集(?)です。