ポルトの街角で見つけたキュートな建物。
***********
2日目。
休暇の醍醐味、心ゆくまで寝てゆっくり起床。カモメの声が聞こえる。ポルトは、潮の香りはしないけど(河口までちょっと距離があるので)カモメが身近にいる街です。
朝ご飯の後、ポルトの地図(教えてもらったお勧めスポットのアドヴァイスつき!)を見ながら、今日はどこに行こうかなぁと作戦会議。そうそう、昨日の雪辱を期さなくっちゃ。その後はドウロ川沿いを走るトラムに乗って大西洋を見に行こう、と相成り、11時すぎに出発(笑)。
昨日の経験から、橋へは地下鉄で行くことに。そう、あの橋のすぐ脇、ガイア側に地下鉄の駅があるんです。難なく到着し、思い描いていた以上の景色に大興奮。
ドン・ルイス1世橋。ほら、橋の上、地下鉄通っているでしょ〜。その脇に人が歩いているの、見えるかなぁ?橋の上は絶景ですよ〜。
パリの統一感とれた優美な印象とは違う街並。キキとジジが飛んできそう。この写真の奥の方が大西洋にそそいでいる河口です。
うちのおじちゃんみたいな 高所恐怖症の人は絶対無理だろうなぁというぐらい風通し抜群な橋の上で、キョロキョロしていてふと目に入った建物。あれ、これは、昨日宿のおじさんが説明してくれた、昔ながらのポルトの建物の構造そのものなんでは?
聞いたところによると、ポルトの伝統的なおウチでは、この建物の左側に外に張り出した部分がお手洗いで、部屋からは出入りできず、必ず入り口はベランダやテラスといった外部に設けられていたんだそうです。やっぱり臭いの問題かしら?
無事雪辱を期し、今度はトラム1番線に乗るべく地図を片手に聖フランシスコ教会近くの乗り場へ向かいます。天気がよくて、サングラスをかけていても眩しいのなんの。サングラスがなかったら目が痛くなって大変だったと思います。4月頭なのに、恐るべし南国の太陽。。。
年季のはいった車体、ガタゴトゆっくり進むスピード、トラムはゆるゆるとした空気の流れるポルトの街に合っているなぁと思いました。
トラム1番線の終点は、南国な景色+瀟洒なお屋敷+大西洋が広がっていました〜。帰りのトラムが発車するまで30分ほどぷらぷらお散歩。
へぇ、こんな景色もポルトにあるのねぇ、とびっくり。この左側には大西洋が広がります。
トラムは単線なので、来た道を戻るために、電線とトラムをつないでいる棒状のものを運転手さんが手動で片側からもう一方へと動かしていました。一時間に2本位の頻度なのでこれで十分なんでしょうね。
ヤシの木が立ち並ぶ横にはこんな気持ちのいい空間が。
トラムには時折地元の方と思われる人たちも乗ってくるんですが、みなさん、何故か椅子に腰掛けることなく、一様に運転手さんの横に立って進行方向を見ていました。
さて、ポルトの旧市街に戻ってきたのが14時半すぎ。さすがにお腹が空いので軽くつまむことにしました。しかしどこに行こう。。。そうだ、
ちょっと遠いけど 教えてもらったカフェに行こう!
ホテルの近くまで地下鉄で戻って、地図を片手にウロウロ。入り口が小さくて目立たないので一度通り過ぎたほど。
Cafe Vitoria 。
今回のお宿同様、古くからの建物を改装して使っているのが特徴。ガヤガヤしていなくて、一人で本を読んでいる人が何人かいました。
間口は狭いのに、奥に長くて天井が高い。かつて裏庭だったと思われるところがサンルームになってました。そういえば、今回のお宿も同じような造りです。京都の町家の造りに似ています。
左)トマトと水牛モッツァレラ。なんてことないメニューですが、ひとつひとつの素材が美味しくて、パンも温められていて大満足。
右)本日のスープ。ポルトではどこでもスープはとっても美味しい上にとってもお得。ここでも1.5€(驚)。
眩しすぎるほどのお日さまの光にちょっと疲れていたけど、このカフェでゆっくりしてかなり元気回復、街歩きの続きに出かけることにしました。
目指すは『世界一素敵な本屋さん』!長くなったので、2日目後半に続きま〜す。