意図的に震災関連情報を遮断していた私ですが、当初思っていたよりも福島原発の状況はよくないんじゃないかと思い始めたのが昨日。
そこで、
・一体、何が起こって、
・今までどんな手を打って、
・現在はどういう状態で、
・最悪のケースはどんなことが考えられて、
・それを防ぐために何をしようとしているのか
を把握しようとしたのですが、これが思った以上に大変でした。日本の大手マスコミ(新聞&テレビ)は、お話しになりませんでした。
※BBC News にも分かりやすい記事があったので(こちら)、一応ご紹介しておきます。
まずは原発の仕組みの図を。原子炉圧力容器、原子炉格納容器、使用済み核燃料プールってこういう風になっているんだと初めてちゃんと理解しました。。。
原子炉圧力容器に入っている棒状の物体が燃料棒と呼ばれる物です。
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で、一次情報に基づく専門家による信頼に足る分かりやすい解説(できれば日本語)という観点で探した結果、私が知りたかった内容を網羅したビデオを発見しました。全部で3本。すべて視聴すると3時間弱かかります。
110401小出裕章助教(京大原子炉実験所)01
110401小出裕章助教(京大原子炉実験所)02
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3本とも見ましたが、いやはや、自分で自覚していた以上にマスコミの情報を鵜呑みにしていたんだと愕然としました。
東京電力がスケープゴートのようになっていますが、一国の電力政策とでも言うべきことを、(経済界に多大な影響力を持つとはいえ)一企業の一存で決められる訳がないのは明らかで、言うなれば今までの政界・財界・記者クラブに所属するマスコミすべて、プラス、その言葉を信じてきた我々に責任があると思います。
自戒の念を込めて。疑問に思い始めるとキリがないモノですね。脳みそのしわ、増やさなくっちゃ。