今週は、朝晩は冷え込むものの、いよいよ beaux jours (いい季節)がやってきたと確信するようなお天気が続いています。
朝は、薄手のウールのセータ&スプリングコート&タイツでもちょっと寒いぐらいなんですが、日中はコートを脱いでも暑いぐらいで、気をよくして部屋の窓を開け放ち、帰宅するやいなや夕食前にビールなんぞを楽しんでいると、日が暮れた途端に寒くなり、慌てて暖房を入れるといった具合です(苦笑)。
それもそのはず、フランスでは「En avril, ne te découvre pas d'un fil. 4月の暖かさに騙されるな(直訳:4月は一糸たりとも減らすべきではない)」というそうですよ。
私が、「わー、気持ちのいい天気だねー」という度に、何度同僚からしつこく言われたことか(苦笑)。
前置きが長くなりましたが、そんなわけで(?)確実にフランスの短くて美しい季節がやってきているので、季節はずれになる前に冬のフランス家庭料理を覚え書きに(汗)。
(注):社食のメニューと同僚たちの話と OVNI のレシピコーナ を参考に「家庭料理」としました。
根セロリのサラダ Céleri rémoulade
根セロリを、千切りにしてマスタード風味のマヨネーズで和えたもの。
子牛のシチュー Blanquette de veau
シチューとは言わないものの、レシピ通りに作ってみたらそのものずばりで懐かしかったです。
牛肉の赤ワイン煮 Bouef bourgignon
さしずめこちらはビーフシチューです。寒い季節は煮込み料理が食べたくなるのは万国共通なのかもしれないですね。
タルティフレット Tartiflette
簡単にいうとベーコン、玉ねぎ、ジャガイモのグラタンです。サヴォワ地方の白ワイン& reblochon ルブロションというチーズを使うと、美味しさ倍増。冷たいビールをあわせたい気持ちも分かりますが、チーズが消化されなくなるのでワインにしましょうね〜。
アンディーブとハムのグラタン Endives au jambon
冬の野菜アンディーブ(日本ではチコリと呼びます)はちょっと苦みがあって美味しいです。蒸したアンディーブも冬の付け合わせ野菜の定番ですが、ハムで巻いてグラタンにするのも定番のようです。
塩漬け豚肉(&ソーセージ)とレンズ豆の煮込み Petit salé au lentilles
質実剛健な見た目の通り素朴な安心する味です。こちらでは塩漬け豚肉が売られているので、適度に塩抜きして使います。そうそう、こちらではレンズ豆は付け合わせとしてかなりポピュラーなようです。
ウチは二人とも日本食を食べずとも大丈夫なので、まわりのアドヴァイス&こちらのお料理本を参考に、色々試しては楽しんでおります。